ちょっと迷いましたが、自分の日記として当時の事を書いておくことにしました。
3月11日、徐々に大きくなる揺れ、犬とテレビを両手で押さえ、窓の外に目をやると電信柱や電線、停まっている車も建物も、全てのものが波の様にうねっていました。
地震の度に思いますが、今度こそこの世の終わりなんじゃないかと強い恐怖に襲われました。
震度を見ようとテレビを見ると、次々に映し出される恐ろしい映像、津波。
この憎むべき自然災害が多くの尊い命を奪っていきました。
テレビに映し出される壮絶な映像が信じられず、ただただ恐ろしくて涙を流すことしか出来ず、自分の事で精一杯な自分が無力で悔しくて。
大事な人、大事な動物達、大事な家、大事な仕事場を、胸を引き裂かれる思いで失ってしまわれた方々の事を思うと胸が締め付けられます。
それから次々に自分の周りでも色んなことが起こり、それをただただクリアしていく日々。
被災地の方々の苦しみに比べれば本当に恵まれている状況なのはわかっていても、気持ちが落ち着かず、夜も眠れず、見えない恐怖に怯えていました。
そんな弱い私に元気をくれたのが娘です。
地震が来ると怯えるものの、知ってか知らずか暗くなりがちな家のなかで、普段と変わらず無邪気に笑う娘、娘がいることがとても救いでした。
地震を園バスの中で体験した娘、運転手さんがバスを停めて守ってくれたので、娘もそんなにショックを受けることも無かったようでよかったです。
知り合いの方の娘さんは、私立の小学一年生。
下校中電車にひとりで乗っていて、そのまま国立公園に避難させられました。
親御さんは血眼になって探し、やっと会えたのが夜中の2時。
娘さんは泣いてそのまま嘔吐してしまったそうです。
どんなに不安で怖かったことか。
昨日まで想像もしなかった事が突然起こりうる、平和が当たり前なんて思っていた自分が浅はかに思えました。
そんなネガティブなことしか浮かばない私でしたが、被災者の方々の前向きな思いを耳にすると恥ずかしく思います。
私も前向きな被災者の方々を見習っていこうと思います。
どんどんお金を使って日本を元気にしましょう、そして節電がんばりましょう。